考えてみよう

体内時計におけるアミノ酸の役割

  • Pocket

体内時計は、時計遺伝子と呼ばれる遺伝子群によって構成され、約24時間の周期で様々な生理機能に昼夜のリズムを持たせています。
体内時計は、光や食事などの外的要因によって同調されます。食事から摂取するタンパク質やアミノ酸は、体内時計の同調に重要な役割を果たします。
タンパク質やアミノ酸の摂取タイミングは、筋量増加や糖新生などの代謝に影響します。朝食でのタンパク質や分岐鎖アミノ酸の摂取は、筋量増加や血糖調整に効果的であることが示されています。
D-アラニンというD-アミノ酸の一種は、概日リズムを調整することが最近発見されました。D-アラニンは、腎臓や他の組織の時計遺伝子の発現を変化させ、概日リズムに関連する生理機能に影響を与えます。

  • Pocket